お金の話

私のような立場で仕事している人は名古屋にそうそういない。
なぜなら企画立案、プレゼンテーションという
形に残らない「役務提供」に対する評価が東京、大阪に比べて極端に低いからだ。
要するに「プランナー」という職業が成立しないエリア。

ところがなんとか私は飯を食ってる。
クライアントがそういうサービスの提供を求めてくるからだ。しかも安価に。
代理店はノウハウは無い、育てられない、一人前の人を雇うこともできない。
というわけで何社かに出入りすることでささやかな暮らしを成り立たせている。

この「安価に」というキーワードがクセモノで
いつもささやかな暮らしに波風を立ててくれるのだ。
終わった後に値交渉なんてのは当たり前のことでして、
半値とかしばらく待ってくれとか次の仕事でとか
(次だっておんなじような仕事だからどうしようもないのでそれは突っぱねる)
通算すると1か月のうち3日くらいは
そういう不毛な値交渉の相手に費やしている気がする。

代理店には「最初に予算を言うと手を抜かれる」みたいな意識があるようですが
手を抜けば負けるだけですから手を抜くわけにはいかなかったりする。
見た目だって大切だし。

でも、たとえば最初に10万って言われたら、仕事のボリュームが見えるし
「あと5万追加してくれれば○○ができます」って言える。
予算が最初に見えないと、追加の提案をしても最終的に全部込み込みされるので
してもしようがない。
「より良い提案をする機会」を最初から放棄してしまってると思うんですよね。

あと○月に○円入ると思えば、投入時間が増えるかもしれないし(減るかもww)


で、安くてもいいんですが、最初に予算だけは言ってほしいなぁと思う次第。

1回仕事すれば100万200万入ってくるならそんなことも言わないんですけどね。

あぁ貧乏人のひがみっぽいww