ツイッターの幻想

ツイッターを本格的に始めて、3ヶ月くらいです。
そこでいろいろと感じることをだらだらと書いていきます。
バックデータもなく、自分が感じていることだけを書いているので
誤解もあると思いますが、それはご容赦ください。


・平均年齢が高い。
ブログやオープンSNSの黎明期よりも平均年齢が高い感じがしています。
インターフェイスが簡単だからでしょうか。

・ビジネス目的の人が多い。
ツイッターの登録者数が増えたのはテレビで取り上げられてからでしょう。
テレビで「ツイッターで新しいビジネス」をしている人が取材され、
それに触発されて、サインアップされたのでしょうか。

・「真っ直ぐ」
「なんやねん、それ」と思わず突っ込まれてしまいそうですが、
140字という制限の中でコメントを投下するので、言葉が直截です。

・フォロー数を増やすことにこだわる人たちが多い。
SNS黎明期よりもその比率は高いと感じています。
新たな友人、ビジネスパートナーを獲得したくて
玉石混交の状態でふるいにかけているのでしょうか。
それともフォロワー数=視聴率、
つまり数が多いほど発信力が強いと捉えているからでしょうか?
個人的には後者の意味合いが強いのかなと判断しています。


これまでのソーシャル・メディアと異なる特徴を持つツイッター
こういう特性を持つユーザーを獲得してとどんなことが起きるのかというと…


・ウェブで発信するということにどんな危険があるのか分からないまま発信している人がいる。
ビジネスでツイッターを使いたいのなら誤字脱字はNGです。
例えば「そういう見方もあるのですね」とつぶやきたいところを「味方」としてしまう。
それをあっという間にリツィートされる(する方もする方ですが)
世界に自分の国語力を発信してしまってる訳です。麻生太郎のように(苦笑)
「良いこと言ってるのになー」って思うことがしばしばあります。
当然、それの延長線上で「非道徳」「非合法」な呟きもNG。

・自らがメディア化してしまうことで双方向性を潰してしまっている人がいる。
上手にやっている人もいますが、単なるリンク発信機の人がいます。
「当社のサービスは!」「新商品!」「タイムサービス!」
大手企業のアカウントなら、企業名だけでフォローしてくれるユーザーがたくさんいて
いちいちそれにリプライしていられないのでそれでもいいのでしょうが、
個人、小規模の企業のアカウントがそれでは駄目だろうなと思います。
特に、1to1でのビジネスをされる方はNG。
ツイッターは多くの人にとって発信ツールではなくコミュニケーションツールですから、
一方的な情報だけを発信するアカウントはすぐにアンフォローしたくなります。

・リツィートばかりの人がいる。
これは、頻度との兼ね合いなので何とも微妙な話なのですが、
「あなたにはあなたの言葉がないのですか?」と聞きたくなります。
ビジネスで使いたいなら、セルフブランディングの点でNGです。

あと「使い方は自由」なのに「使い方を教えます」という
ビジネスが生まれつつあるのが私の持つ懸念ですね。
(自由なのにあれはダメ、これはダメと言っている私もおかしいのですが)
教わりたい人がいるからビジネスになるのですが、教わるほどのものなのでしょうか。
平均年齢が高くて、PCやネットでのコミュニケーションに免疫がなくて
ビジネスだから失敗できないと思ってそういうのに参加してしまうのでしょうか?
それとも何かすごい商売のコツを教えてもらえるのでしょうか?

そんなセミナーに出るなら私にコーヒー一杯ごちそうしてくれたらいいのにと思います。
だって、その方が、自由な時間で自分の気になることだけを安く聞けますもの。