それならもっと手を抜いたのにっ!

広告代理店営業からの発注で年間販促の企画概要を提案しました。

20分で。


確かに、「概要」なのでそれほどボリュームのある資料ではありませんし、
基本的に「目指すことの整理」とそれを達成するための
イベントとかツールの提案をさらっとしたものなので、
「年間」とは言え簡潔な企画書でした。

ただクライアント担当者の様子がどうもおかしくて、
説明も聞かずにどんどん企画書のページをめくられて
それこそあっという間に終わってしまった感じです。

その後、その担当者のやりたいことを延々と伺うことになったのですが
どうも代理店営業と担当者の温度が違う。

「あれ?これってなんで今こんなことになっているんだ???」

「あ!きっかけづくりの提案させられたんだ!」

と延々1時間半ほどその担当者との打ち合わせが済み、外に出て
「いやぁ、騎乗位さんのおかげで担当者の思惑がやっと見えたよ」
「これで、彼も巻き込んで、上に提案ができる」

最初にそれを言ってくれたら、もっとあっさりと企画書を仕上げたのになぁ…。


広告代理店もなかなかクライアントから予算を獲得する機会に恵まれていないのが現状。
だから、何かクライアントが興味を抱きそうなことを提案していくのはあり。
だけど体裁整えるために私みたいな社外スタッフを使うのはもったいないと思う。
しかもオーバークオリティな企画書まで作らせて。

今回のケースで言えば、目標と戦略に同意を取ればいいだけだから
「顧客囲い込みのためにワイン会を催しましょう」とか
「商品企画を顧客にやってもらう」とかそんなネタ集はいらなかった。

別に仕入原価がかかったわけじゃないのですが…。

やっぱりなにかもったいない事をした気分になってしまいます。