便利な道具は使い道を考えて使う人にしか便利でない(○チ○イに刃物)

サイバーエージェント、コンテンツ連動型広告最適化パッケージ「Contents Sniper」を販売
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20394283,00.htm

> Contents Sniperは、コンテンツ連動型広告を出稿する企業を対象に、
> キーワード抽出、テーマ設計、広告クリエイティブの制作、
> ランディングページの制作を行うサービス。

コンテンツ連動型広告ってなんだ?
↓下に出てるヤツ、Ads by Googleみたいなものです。
そのページを見る人が興味を持ちそうな商品・サービスの広告を送信するわけです。
例えば、この日記には「コスト削減なら」って広告が出ていたのですが、
おそらく「レモン1日30個」のエントリー内にある「エコ」という単語が
「コスト」と親和性が高いってことなんでしょうね。
(もちろんグーグルには説得力のある定量データがある)

本題に戻ると、あえてサイバーエージェントのサイトは見ずに話します。
気になったのは「ランディングページの作成」。
どうもこの類のランディングは動的ページのようなのですが、
それを吐き出すプログラムを提供するってことなんですかね?
(キーワード設定に役立つデータをつくりやすいように?)

それで、いわゆるPDCAがうまく回るようになるんだろうけど、
企業担当者からすると、やり続けないといけないってのが辛いだろうなー。
PDCAって回し続けるものなんですが
私の知ってる広告担当者にはあまりそういう方がいらっしゃらない。
PしてDするのも代理店で広告担当は上司と営業部門・開発部門からの圧力で
動くみたいな構図は多いし、(広告担当が花形部署なのは一部の大企業だけです)
広告は話題になったが商品は売れない、という広告と商品の成否の不一致は
しょっちゅうあって広告の成否自体計測しにくいこともあって、うやむやになったり
「やっぱりキャラクターものはだめだねー」とか表現手法の評価に終始したりする。
で次回のオリエンでは「前回はキャラクターであまりよくなかったので…」
と変な縛りがAとして提示され、代理店がPしてDして「うーん」ってうなって…
サイクルは回っているようだけど回っているだけでそこに向上はない。

文系脳が多くて定量データが苦手だったりするので1ヶ月分のデータとか見せられても
よきにはからえーだったりすると運営者側はデータ持ってるだけで
その会社の「どのキーワードにいくらつぎ込む」経営判断
広告主にしてもらわないと困ると思うんですよね。
いや、1ヶ月定額でやりますよみたいな話でもレポートは出すわけだし、
リアルコミュニケーションのデータは運営者側は持ってないわけだし。

便利そうに見えるから出稿してみたけど、
打ち合わせが増えるだけで効果があまり出ず、机の肥やしになり、
ある日上司に叱られ「うーん、来月から止めます」ってな話が続出しそうだなー。